
外国人観光客の誘致と地域経済の活性化に
多様な食文化や食習慣についての研修プログラム
フードピクトは、宿泊・飲食事業者、自治体や観光協会、DMOやDMCなどを対象に、多様な食文化や食習慣を有する訪日外国人の受け入れに向けた研修を提供しています。
重要度を増す食と多様性への対応
2013年に「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録されたことも後押しし、外国人観光客が訪日前に期待していることのランキングでは「日本食を食べること」が第1位(83.2%)*1です。食は栄養摂取源である以上に、地域の魅力や文化を伝え、人々のコミュニケーションを活発にするために欠くことの出来ない重要な要素です。
また日本の観光立国の実現に向けて魅力ある観光地の形成と国際観光の振興を担う観光庁は、2023年よりガストロノミーツーリズム(その土地の気候風土が生んだ食材・習慣・伝統・歴史などによって育まれた食を楽しみ、食文化に触れることを目的としたツーリズムのこと)を推進しており、日本の成長産業のひとつとして食の重要性はますます高まっています。
一方、日本を訪れた外国人旅行者が困った場所のランキングでは「飲食店」が第1位(28.5%)*2で、約3人に1人は食の場面で不安や不自由を感じたと回答しています。またMICEにおける実施面の課題においても「食事(多様性への対応)」が第1位(27.3%)*3となっており、多様な食文化や食習慣への対応が求められています。
*1:観光庁「訪日外国人の消費動向」2023年年次報告書
*2:国土交通省「訪日外国人旅行者の受入環境整備における国内の多言語対応に関するアンケート」2017年
*3:観光庁「令和5年度 MICE総消費額等調査事業 報告書」
食の多様性研修
本研修では多様な食文化や食習慣を有する訪日外国人の受け入れに向けて、以下の3つのポイントを国内外の優良事例を交えながら紹介します。
【研修内容】
1. 訪日外国人の市場概況とつまづきやすい3つの壁
2. 多様な食文化や食習慣についての基礎知識
3. 観光庁が推奨する情報開示に基づく食事対応の実践方法
食の多様性研修は、みなさまが主催するセミナーへの講師派遣と、セミナーの企画運営から弊社で受託する開催受託からお選びいただけます。
【講師派遣】
・時間:1回60分 (講演45分+質疑等15分)
・定員:40名 (配布資料はPDFデータ提供)
・価格:200,000円 (税込/別途、旅費交通費)
*旅費交通費はJR三ノ宮駅から研修会場までの公共交通機関と宿泊が必要な場合は宿泊実費
【開催受託】
・食の多様性に関するセミナーの企画運営を受託しています
・内容に応じて個別に見積もりますので気軽にご相談ください

講師プロフィール
株式会社フードピクト 代表取締役 菊池信孝
2005年に大阪外国語大学に入学。SDGs(当時はミレニアム開発目標)とアラビア語を学びながらJICAのボランティアに参加。そのなかでベジタリアンやイスラム教徒の外国人との食事に苦労した経験からフードピクトの取り組みを開始。
2009年に大阪大学外国語学部を卒業。2010年に世界財フォーラム(ダボス会議)Global Shapers メンバーに選出。2023年に東京藝術大学美術学部 Diversity on the Arts Project(履修証明プログラム)を修了。
インバウンド・ガストロノミーツーリズム・インクルーシブツーリズムの領域で、食の課題解決と価値創造を得意とする。
利用事例(開催受託)
2018年に兵庫県姫路市で開催された「ムスリムフレンドリーセミナー」では、弊社がセミナーの企画調整から参加者募集、当日のセミナー運営と講師などの一連の業務を受託しました(主催:姫路市、共催:みなと銀行、後援:姫路商工会議所、姫路観光コンベンションビューロー)。

