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世界のフードトレンド最前線|ニューヨーク① 食肉売場の飼育環境評価

はじまりました「世界のフードトレンド最前線」。海外に行く機会が多いフードピクトスタッフによる現地視察や、各国で生活している特派員から、最新のフードトレンドを紹介します。第1回はニューヨークから「食肉売場の飼育環境評価」を紹介します。


みなさんはお肉を買うときに、何を基準に選択していますか?ニューヨークにあるホールフーズ(日本でいうと成城石井や紀伊国屋的なスーパー)は、販売されているお肉がどのような環境で飼育されたのかを5段階で評価し、スコアを店頭POPや商品パッケージに表示しています。


ここの注目ポイントは最低ランクの「1」の飼育環境が、柵やフェンスで動物を囲い込まないゲージフリーで飼育されていること。日本ではゲージフリーは高付加価値で「特別」なブランドイメージの訴求に利用されていますが、ホールフーズでは「最低限」の条件として扱われています。


またこちらの評価はホールフーズ独自の基準ではなく、Global Animal PartnershipというNPOが提供するプログラムを採用しています。買い物は未来への投資、企業と消費者がコミュニケーションを図りながら、動物の福祉向上に向けた取り組みが進んでいます。


参考:WHOLE FOODS COMPANY NEWS

参考:Global Animal Partnership The 5-Step® Animal Welfare Program



次回は「鮮魚売場」の資源状況表示について紹介します。

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